匡さんを偲んで

「匡と書いてま・さ・し と呼びます。」言葉使いが丁寧な方でした。たんぽぽが出来てまもなく匡さんにはご利用して頂きました。
11日午前10時43分に93歳で亡くなりました。
つい2ヶ月前まで、幼い頃に住んだ我が家を探してほうぼう歩きました。探しても探しても両親も昔の家もなく歩きつかれて道端に座っていた事が目に浮かびます。
介護された娘さん夫婦の苦労は並大抵のものではありませんでした。暗闇の中を地域の皆さんと捜し歩いたこと、追いかけても手を振り払い歩き続けるお父さんを何時間も追いかける日々。
生きるとは、何かを私自身深く考えさせられました。
様子がおかしいと呼ばれてご自宅まで行くと、車椅子にかけ、肩で息はしていたものの、家族全員に囲まれ、「大丈夫、大丈夫」と話され手を叩きあいました。その20分後に旅たたれました。
介護した家族は大変だったけれど、こんなにも人として最高の終焉を迎えた人はいないと思いました。長寿を全うし、家族に囲まれ旅たった匡さん。もう、ご両親に会うことはできましたか。

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