介護職の医療行為

介護福祉士の養成校での講義に年に1回行っている。講義の内容は、「在宅ターミナルの実際」「在宅か看護の基礎知識」である。そこで、必ずぶつかるのが介護職の医療行為の問題である。医療依存度の高い利用者が在宅生活をおくる際に必ずぶつかる壁がある。吸引や胃ろう、尿留置カテーテル、人工呼吸器等のこと。国はALSの方についてのみヘルパーの吸引を認めた。しかし、ALS以外の方でも吸引を必要としている方々はたくさんいる。国はもっと現実をみてほしい。在宅で医療依存度の高い利用者をどう支えるか。受け入れてくれる介護施設も少ない現状をどうするのか、家族と利用者の悲鳴が聞こえる。国や県が研修をしっかりやって介護職にもある程度の吸引や胃ろう管理などを行える方法を早く解決してもらいたい。

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