もしデイサービスの管理者がドラッカーのマネジメントを読んだら

ベストセラーの「もしドラ」を読んだ。高校野球部の女子マネージャーが、ドラッカーの本を読み野球部を甲子園に連れて行ってしまうという本である。内容は管理者にとっては大事なことがたくさん詰まっていた。
真摯さとは何か。

「うまくいっている組織には、必ず一人は、手をとって助けもせず、人付き合いも良くないボスがいる。この種のボスは、とっつきにくく気難しく、わがままなくせに、しばしば誰よりも多くの人を育てる。好かれているものよりも尊敬を集める。一流の仕事を要求し、自らも要求する。基準を高く定め、それを守る事を期待する。何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない。真摯さよりも知的な能力を評価したりはしない・・・・・・マネージャーにできなければならない事は、そのほとんどが教わらなくても学ぶことができる。しかし、学ぶことのできない資質、後天的に獲得する事のできない資質、始めから身につけていなければならない資質が一つだけある。才能ではない。真摯さである。——ドラッカーの一文」

 私は、この真摯さとは何かという問いに「執念」の文字を思った。何故、自ら天職と思っていた訪問看護の仕事を辞めてデイサービスを始めたのか。開設当初、職員に「日本一のデイサービスを創りたい」と豪語していたが、あの執念が薄くなっているのではないかと思った。この仕事に真摯に向き合い開設時の原点に立ち精進していきたい。

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